防災グッズには必要と思われるものはできる限り準備しておきたいですが、非常時に持ち出すものは重要度の高いものを用意したほうがいいですよね。
災害の経験のない場合、必要だと思って準備したほうがいいのかと思ってしまうようなグッズがあるようです。
被災経験者や防災士の声から防災グッズの持ち出し袋に準備しなくてもよいというものを整理して挙げてみました。
この記事では
災害経験者や防災士が考える「いらなかった防災グッズ」がわかります。
これから防災グッズを準備する方のお役に立てたら幸いです。
防災グッズは使用目的で3種類に分けられる!
① 平常時に非常時に備えて持ち歩く防災グッズ
② 非常時に素早く持ち出す用の防災グッズ
③ 被災後に必要となる備蓄用の防災グッズ
この記事では②の非常時に持ち出す用の最低限必要な防災グッズについて述べていきます。
迅速に安全なところへ非難するときに本当に何が必要なのかを見ていきたいと思います。
防災グッズ「持ち出し用」のいらないものとは?
防災グッズとしてセット販売されているものもそれぞれで少しづつ違いがあります。
ですが、最低限必要なグッズとして挙げられているものの中に共通して出てこないものがあります。
出てこないけれど経験がないとつい必要ではないかと考えてしまいがちなグッズが存在します。
災害の経験者や防災士が考える優先度が低いと思われるグッズを挙げていきますね。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:テント
テントは避難先では使えないケースがほとんど
避難所でテントを張ることは他の家庭から苦情がでることもあり得ます。
避難所の外でのテント生活は防犯上も危険です。
自宅の被害が小さければ自宅で生活を継続できますのでテントは不要となります。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:発電機
モバイルバッテリーの方が持ち運びしやすい
(災害用の大容量ならなお良い)
いらない理由は場所をとることと、騒音があることです。
ライフライン復旧の目標日数は、電気が6日、上水道が30日、ガスが55日と電気は比較的早いです。
まずは携帯電話や懐中電灯の電源確保のためのモバイルバッテリーのほうが持ち運びしやすい点からも重要度が高いです。
災害用で準備したいモバイルバッテリーの容量は20,000mAh。2,500mAhのスマホを4.8回充電できるとのこと。
(エレコム公式HPより https://www.elecom.co.jp/pickup/mobile_battery/basic07.html)
持ち歩き用であれば容量10,000mAhくらいなら軽量のものがあります。
モバイルバッテリーは、通販サイトで①超コンパクト②同時2台充電③容量が大きいと口コミもよいのが以下の商品です。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:ティッシュペーパー
トイレットペーパーがより便利
(トイレにも使える)
ティッシュペーパーはトイレには使えません。
ティッシュペーパーよりも水に溶けるトイレットペーパーのほうが重宝します。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:コンパス
スマホのアプリで代用可
(自宅からの非難ではコンパスは使わない)
理由:スマホで地図アプリがあるのと自宅から非難するときに、基本的に方角で困ることはないだろうというのが理由です。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:ヘルメット
用意するなら折りたたみヘルメットがかさばらず便利
(よほどの重大な災害以外ではヘルメットは使う機会なし)
ヘルメットについては災害経験者の中でも意見が少し割れていました。
台風や地震のときには必要、災害の程度が大きい場合には必要、と見方が分かれています。
実際に使う機会はなかった、という声も。
災害の程度や種類によっては安全確保のためにあると安心なので、折りたたみのヘルメットであればかさばらないのでよいという意見が多かったです。
折りたたみのヘルメットで通販サイトで人気なのは「オサメット」という商品です。
防災用ヘルメットの選び方は国家検定合格品だということ。
これは飛来と落下物の検定に合格した安全性の高いものとなります。
オサメットはこの検定合格品でもありなおかつ通販サイトでも口コミも良いのでご紹介します。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:防寒としての新聞紙や毛布
アルミブランケットが便利
(新聞紙、毛布はかさばる)
防寒用のグッズは必要です。
新聞紙や毛布はかさばるので防寒用で用意するのをおすすめしないという意見が圧倒的なんです。
防寒用のしゃかしゃか音の出ないアルミブランケットがあると良いです。
アルミブランケットは毛布と違ってかさばらず扱いやすいです。
そして避難所となる体育館などの床は冷えてかたいので、エアーマットがあると安心です。
エアーマットは空気を入れて膨らませて使います。少しワイドになっていてお子様と添い寝が可能なサイズのものもありますよ。
防災グッズ持ち出し袋にいらない:大容量の水
小分けの水を用意する
(容量が大きいと運べない)
水は重量がありますので、容量が大きいと持ち運びに適さないです。
ウォーターサーバーのストックなどがまさにその重すぎて運べないものに該当します。
自宅で非難する場合の備蓄としてはウォーターサーバーのストックは大変役立ちますが、持ち運ぶ用には小分けにしましょう。
災害経験者の多くは500mlのペットボトルでの必要量の水の用意を推奨しています。
なぜ2リットルよりも500mlのペットボトルのほうがいいかというと、500mlのペットボトルのほうが飲みやすく、ペットボトルごとに個人で使用を分けられるのが理由として挙げられています。
ペットボトルの水はどれも長期に保存できるわけではなく商品ごとに保存できる期間は異なります。
必要量は1人1日3リットルを最低3日分です。
水は重いので通販サイトで購入すると便利ですね。

手回し式充電器はオススメではない意見も
調べたところ、手回し式のラジオなど手回し式充電器をオススメしない意見が目立ちます。
理由は、発電の効率が悪いため。
手で回して発電するものは防災グッズとしておすすめされないのは手で回して発電しながら使うのはけっこう大変なので、補助的なものとしてあるといいというもののようです。
充電器は乾電池で使えるものが災害経験者や防災士がオススメされています。
防災グッズはセットで販売されているものを買うと便利♪
自分で考えていろいろ個別に探してきて購入したほうが、よりその家庭に合った防災グッズの内容となるのでよいと思います。
ですがその時間や購入してそろえる手間をかけなくても必要な防災グッズが一式そろえて販売されています。
防災士監修のものですと安心ですね。リュック自体も防水になっていたり防災用として工夫があります。
中のものも厳選されていて一つ一つ自分で吟味して用意する手間がかからず非常に便利です。
いらなかった防災グッズのまとめ
【防災グッズいらなかったもの】
不要の防災グッズ | 不要の理由 | 代わりにいるもの | 備考 |
テント | ・避難先で使えるケースが少ない ・防犯上危険 | ||
発電機 | ・場所をとる ・音がうるさい | モバイルバッテリー | 災害用で用意したい容量は 20,000mAh |
ティッシュペーパー | ・トイレには使えない | トイレットペーパー | |
コンパス | ・自宅からの非難は方角はわかる | スマホで代用可 | |
ヘルメット | ・かさばる ・災害の程度次第では使わない | 折りたたみ式ヘルメットあり | |
防寒用の新聞紙や毛布 | ・かさばる | ・アルミブランケット ・エアーマット | |
大容量の水 | ・重いと持ち運びに適さない | ・500㎖のペットボトルの水で必要分を用意 | 1人1日3リットルを最低3日分用意 |
今回は経験がない人が防災グッズとして必要かどうか悩んだりしそうなものについて調査しました。
一般的に必要なものがそろっているものを買っておけばあまりあれこれ悩まずに今すぐにでも準備が整うので、調べたり準備する時間や余裕がない方は、防災士監修のものを一式まとめて買うのもいい方法ですね。
一式そろったものを購入しても各家庭でそれぞれ事情が違いますので必要なものは追加で準備するのも必要になります。
赤ちゃん、高齢者、女性などそれぞれ必要なものはまた最低限のものとは別にありますので、確認しておくと安心ですね。